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「こんな偶然あるんだね。とりあえず家に入ろう」
「えっ…それはちょっと」
「…ダメなの…」
「いえ、ダメじゃないです」
断われる訳がない。だって涙目&上目遣いだぜ~
絶対無理だろ
「やった~。じゃあどうぞ」
あれ涙目が治ってる?
「おじゃまします」
「ただいま。お母さん友達つれてきたよ」
美沙がそう言うと奥の部屋から綺麗な人が出てきた
いやどう見ても高校生や大学生にしか見えない
しかも美沙にそっくりだ
「いらっしゃい。あら、もしかして…秀哉君?」
「えっ……そうですけど、なんで俺の事を?」
「ふふ…毎日美沙が私に話してくるのよ」
「ちょっとお母さん」
「でもなんで秀哉君がここにいるのかしら?」
「あっ昨日隣に引っ越してきたんです。今日挨拶するつもりだったんですけど」
「そうだったの。良かったわね美沙♪」
「う、うん」
「あのなにが良かったんですか?」
まったく訳がわからない
「けっこう鈍感なんですね。まあこれからも美沙をよろしくね」
「はい。もちろんです」
「ごめんね秀哉。先に部屋に行ってて。階段上がってすぐ右だから」
えっいいの?いきなり部屋に行って。初めて女の子の部屋に行きからすげぇー緊張する
「わかった」
ガチャ
ドアを開けて中にはいると………
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