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~美沙視点~
3ヶ月前、私が駅前で買い物をしていると…
「君かわいいねぇ。俺達と遊びいたかない?」
なにこの人達。もしかしてナンパしてるの!?
「いえ、友達ときてるので」
「嘘だろ。俺達ずっと君のこと見てたけど一人だったじゃん」
そう言って一人の男に腕をつかまれた
「いや、離してください」
「人間のクズが!嫌がってるだろ
離してやれよ」
「えっ」
「てめぇ誰だよ」
「誰だっていいだろ!!こんなことばっかりしてっから彼女が出来ねぇーんだよ」
「さっきからうるせーんだよ!」
男の一人が彼に殴りかかったがかれはそれを避け、お腹を殴っていた
男はその場に倒れこんだ
「…すごぃ」
「こいつみたくなりたくないならとっとと消えろ!!」
「て、テメェー覚えてろよ!」
男達は走って逃げて行った
「ベタな捨て台詞だな~
あの大丈夫ですか?」
「えっ、あっはい大丈夫です」
「それなら良かった。んじゃ俺はこれで」
「…あ、あの何かお礼させて下さい」
「いやいいよ。大したことしてないし」
「…んじゃ…せめて名前だけでも教えてくれませんか?」
「神崎秀哉です。んじゃさよなら」
「あの……ありがとうございました」
このとき美沙は恋してしまった
もちろんこの事は秀哉には言っていない
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