キミと私。

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「おはよーっ 今日も宮永と一緒?」 席に着いて早々話し掛けられて少し驚く。 顔を上げると、親友の高代香奈だ。 「おはようっ うん、またひろが寝坊したの」 「相変わらず仲良いよね~ いつから一緒に居るんだっけ?」 「ん…と、4歳からかな」 「長いねーっ!!」 そう言ってけらけら笑う彼女は私にはもったいないくらいの親友。 高校に入ってすぐ一番に出来た友達。 派手な子達に絡まれてる私を、助けてくれた。 『あんたら何してんの? 一対三は卑怯、ってかダサいよ?』 この一言は忘れない。 ほんとに嬉しかったの。 「早く付き合っちゃえば良いのに」 笑いながら香奈は言った。 私の気持ちを唯一知ってるから。 .
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