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「僕」を探して
僕は「僕」を探していた
宛てもない 真っ暗闇の中
ひとり佇んでいたんだ
太陽よ目を覚まさないで
明日さえ来なければ
変わるモノなんて無いの
他人(ひと)も、景色も、僕も‥。
移りゆく日々の中で
僕はただ怯えていた
目の前の「いま」が
消えかけたあの時
Ah「僕」はどこにいるの?
黒い靄(もや)に包まれてゆく
会える日は来るのかな
新しい、本当の「僕」に
僕は「僕」を求めていた
果てしなく続く夜道
ひとり歩いていたんだ
太陽はもう目を覚ますだろう
明日がもし来るならば
ねぇどんな風に変わるの?
他人も、景色も、僕も‥。
変わりゆく季節の中、
僕はただ走っていた
遠いはずの「未来」が
顔を出したその時
Ah「僕」はどこにいるの?
朝の光が差し込んでくる
もうすぐ会えるのかな
新しい、本当の「僕」に
変わることを恐れるより
「いま」この瞬間(とき)を大切に
立ち止まっても
しゃがみ込んでも
いつか きっと 時が
手を差し延べてくれる
Ah「僕」はどこにいるの?
Ah「僕」はここにいるよ
ずっとずっと探し求めていた‥
やっと出会えた
新しい、本当の「僕」に
新しい、本当の「僕」に
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