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「このままじゃ友だち止まりってんなら、今の俺を変えてやる！」
「ふむ、お前にしちゃ良い心がけだ」
「だろう！」
千倉との下校イベントを起こすためにも。
今の俺が出来ることから始めると決めたのだ。
「そんで？変えるって具体的にどんな風に？」
「ふっ……よくぞ聞いてくれた」
待ってました、と言わんばかりに机の上に雑誌を広げる。
大樹がそれに目を落とすのを得意げに見ていた、ら。
「ぁだッ！？」
突然、デコピンをお見舞いされた。
しかも怪訝な顔つきで。
ワケ分からん、何で急に俺がデコピンされなきゃならん！？
「いってぇな、何すんだ！」
「……聖、とりあえず聞いておく」
「何だよ」
「まさかここに特集を組まれている『肉食系男子』とやらを目指すつもりじゃないよな？」
「お前こそ何言ってんだ？それ以外に何を目指すってんだよ」
「…………」
深い溜め息をついたかと思えば、またもや強烈なデコピンを続けて２発。
だから何なんだよ！痛いっつうの！！
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