電話

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カラオケは二時間があっという間で デタラメな英語でレディー・ガガを歌ったり 盛り上がった。 水商売してると、接客とかいう感覚であまり歌とか楽しめないけど、 友達と遊んでるような不思議な感覚に 陥っていた。 打ち解けたあたしたちは また飲もうねと約束の後 解散宣言をし 結局あたしが2人を順に送ることに。 でもそれも楽しい、ドライブみたいに。 ワーワー騒ぎながら 淳一の家の近くで淳一を降ろし 次は春の番。 春を送る時に春が もっと一緒に居たいと 言い出した。 『え、だっておうちの人が心配するよ?』 とあたしは言った。 春は酔っ払った勢いで お水のネェチャンである あたしに ちょっかい出したい だけだしな。 家庭があるけど 男なんだな。 そんなことを思った気がする。
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