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語り手:変なの
「で、どうして逃げたんです?」
道路の上はさすがに…ってことで空の上まであがってきた
「………」
黙り込むおっさ…訂正、太郎さん
「あの…臭ってます?」
……え?
臭う?
「体ないからわからりませんけど…加齢臭?大丈夫やって。魂に臭いもくそもないやん」
なるほどな…
つーか、あるなしの問題?
言わねーだろ、普通
「よかったぁ。そっか体違うんですよね」
ほっとしている太郎さん
そんなことより
「どうして逃げたんです?」
「ぼ…ぼくは…まだあの世にいくわけには…いかないんです」
「そんなに怖がらなくても…」
大丈夫です
そう言おうとした
その時
なぜかさっきいた場所ではなくなっていた
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