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語り手:変なの
「だーかーらー、変なのの記憶がおかしいねんって!」
「だーかーらー、俺にそんなこと言われてもわからんと言っとるだろ!」
もう、閻魔様に対する天使の行動にも慣れてきた
ちなみに、太郎さんはお留守番中
「こういうことは神に言え」
「神…様?」
「そう。こいつは死天のサポーターなんだろ?だったら、天使側だ。天使の直接の上司は神だ。俺に言うよりずっといい」
「直接の…上司?」
「よーするに、天使側の社長が神様で鬼側の社長が閻魔様みたいなもんだな。今、お前がしていることは違う会社の社長に文句言ってるのと同じことなんだよ」
「んー…とどのつまり、神様のとこ行けばいいんやな」
そういうこと…だけど
俺の説明いらなくね?
「だが、神も忙しいやつだからな…。死天なんぞが会えるかどうか……」
そうだよ
まず、閻魔様とこうしてるのも奇跡なんだから
「閻魔がアポとってぇや」
また!
「様」はどうした?!
せめて「さん」はつけてください!
「俺が?」
……もういいんですね
「うん。社長同士やしさ」
説明…聞いてたのか
「まぁ…いっか」
そう言って閻魔様は電話のダイヤルをクルクル回した
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