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語り手:変なの
天使はたじろっていた
めずらしいなんて思ったけど、よく考えたらあいつは最初はああいうやつだったな
はじめはおとなしいんだ…
はじめは
「あなたぁ、どうかしちゃったの?」
「えぇ、実は…」
神様は女神様に天使のことを話した
「それじゃ…こんなところに……」
え?
「あっいや…その……もし魂をぬかれてしまったのだとしたら、体はどこにいっちゃったのかしらね…?」
体…
そうだ体!
あいつの体はどこにあるんだ?
「そりゃあ…あそこじゃないですか?」
「「え?どこ?!」」
!
あいつじゃないけど、ハッピーアイスクリームって言いたくなるくらいそろった
「…だって、私は家で寝てたんですよ?気づいたらあの世におったってことは体はたぶん……」
「どこ?!どこにあるの?!」
女神…様?
「…えっと…やだっあたしったら…」
「ありがとうございます!こんなに考えてくれはるとは…」
「へ?いいのよ。そんなことより、確かめに行った方がいいわ」
「はい!行くで変なの」
まぁ…いっか
「へーい」
俺たちは閻魔様の引き出しの中に戻った
コンコン
ガラッ
「ただいまもどりました」
「ただいまでーす」
「どうであった?」
俺はさっき話していたこと、これからのこと、ついでに太郎さんのことも話した
「それはまたやっかいなことになったなぁ」
人事だと思いやがって
「はい…」
「まぁあれだ」
?
「こんなこともある!」
はぁ…
がんばれ……俺
そして俺たちはこの世に戻ってきた
「太郎さーんっ!」
「おかえりなさい二人とも。どうでした?」
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