第一章 検事ソフィア

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デデデが焦燥感に駆られている時、会議室の扉が開く音がした。 デデデが振り向くと、そこにはカービィとメタナイトの姿があった。 カービィ 「ゴメン、デデデ。遅くなっちゃった」 メタナイト 「ただ今戻りました、陛下」 検察官 「遅いですよ」 検察官は、会議室に入ってきた二人に冷たい視線をやる。 咎められたカービィとメタナイトは、きょとんと検察官を見る。 検察官 「定時の午後0時30分より、6分17秒も遅れるとは。あなたがたは何をしていたのですか」 カービィ 「あ、その……ごめんなさい…?」 メタナイト 「…申し訳ありません。検事」 いきなり叱責を受けた二人は、検察官に頭を下げた。 検察官は二人の謝罪の態度に意も介さず、 検察官 「早く座りなさい」 と、冷たくあしらった。 カービィ (嫌な人だなぁ……) カービィは、心の中で検察官に対し不満を零した。 カービィとメタナイトが席に着くと、会議の議長を務めるパームが咳ばらいをし、席から立ち上がった。 パーム 「それでは、これよりジェノサイド対策会議を始めます。えぇ、皆様。お忙しいなか…」 検察官 「能書きは良いので、早く議題に入ってください」 パーム 「は、はい…。すみません」 パームは、検察官に怒りが篭った声色でそう言われると、萎縮してしまった。 それを見ていたカービィは、 カービィ (本当、やな人。何なんだろう、この人) と、不快感を抱いていた。
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