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私があの黒い影にした事なんじゃ…!?(゜Д゜)
薙さんを見ると、薙さんの顔に笑顔が貼りついている…
「…これからお話しすることを信じる信じないは田村さん、あなた次第なんですけどぉ~…」
「何でしょうか…?」
「今までにもこんな事はあったんですかぁ?」
「頻繁ではなかったですが…」
「それは、ちょっと気になる女性が現れた時に限りませんか?」
「…言われてみればそうですね…」
「端的に申し上げますと、色情霊は女性たちではなくあなた自身です!」
「・・・・・・・は?」
薙さんの端的すぎる指摘に混乱している田村さん。
「え、え?そんなはずないでしょう?現に私はこんなにもやつれて…」
「あのね、田村さん。生霊っていうのは体力を使いますよ?夢の中で運動をしたら朝起きた時になんだか気だるい、なんて事もありますよね?」
「ええ…」
「それと同じような事で、寝ている間に魂の半分が身体から抜け出して運動していると朝に魂が戻って来ても疲れは半分とれてないんですよ」
「はぁ…」
どうにも、話が理解できないみたいだ。
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