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「自覚してはどうですか?あなたは引っ込み思案の奥手なのか…気になる女性が出来ても話しかけられない。想いは募るばかり。そんな気持ちが生霊として女性の元を訪れ、欲望を満たしている」
迷惑しているのは、女性達ですよ。
という言葉を薙さんが飲み込んだ気がした。
「いや、でも…」
信じられない田村さんは反論する。
「…分かりました。では数日間、開けてからまたここに来てください。少々痛い思いをするかもしれませんが、解決させるためです。構わないですね?」
「痛いって…何をするんですか?」
「田村さんに直接的に何かがあるわけではないです。ご安心ください」
「はぁ…では、私も早く解決したいので…お願いします」
「それで、すみませんが仕事の報酬の半額を先にお支払いいただきたいのですが…」
薙さんが報酬の話を始めた。
いつもなら仕事が終わってからなのにな~。
何か、今回はどうも怒ってるようにかんじるんだけど…
自覚ない田村さんに対して怒ってるのかな~?
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