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うだるような熱気、
焼き付ける陽射し、
呼吸が苦しく感じるくらい濃密な空気。
汗まみれになりながら眠りから覚める。
身体中がベタつき、男臭い匂いがする。
シャワーを浴びようと立ち上がり、どうせ仕事をすればまた汗まみれになると思い顔を洗い鏡を覗き込む。
見返してくる顔に不快感を覚える。
疲労と諦めがこびり付いた顔。
顔立ちは変わっていないのにまるで別人。
苛立ち紛れに鏡に水を叩きつけバスルームをでる。
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