随想

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「紅識!」 「・・あ、愛識兄さん。」 「どこ行ってたんだい!?心配したんだよ・・・」 「仁識兄さん・・・すんません、ちょっと任務失敗して怪我して・・・」 「大丈夫なのか?」 「えぇ、今はなんともないっす。」 「エクセレント。流石我が家賊。」 「紅兄様!!!!!!」 ドスッ 「ぐふぁ!!!!!!!!!」 飛びついてきたのは、見たことのある漆黒の長い髪の毛・・・ 「紅織・・・痛かったぞ・・・」 「ご、ごめんなさいですっ。でもでも、すっごく心配したですよ・・・」 「ごめんな・・・ちゃんとお菓子買ってやるからさ。」 「うにぃ♪」 あぁ、やっぱ落ち着く・・・ このくらい。そう。このくらいに愛してもらえないと、俺は死んでしまう。 依存だと言っても良いくらいのこの愛が心地良い・・・ 「紅織は、ホント紅識にフォーリンラブだな。」 「に!?////そんなことないですよ!!!!た、確かに紅兄様は大好きだけど、愛 識兄様も仁識兄様も、家賊は皆大好きです!!!!!//////」 「紅織、顔真っ赤ですよ(クスクス)」 「にぃ~~~~~~~///////」 「ははっ」 「紅兄様までぇ!!!」 あぁ、ホント、愛してる。 愛してる 愛してる 愛してる 愛してる 愛してる 愛してる!!!!!!!!!! 俺は家賊を愛してる・・・!!!!!!!! 「そういえば、紅識。その間は、誰かに保護してもらってたのかい?」 「え?」 「そういえばそうだな。零崎の保健所にでも駆け込んだのか?」 「い、いえ・・・」 まさか、一般人に匿われたなんて言ったら・・・・ 流石に面目つかねぇな・・・ 「近くにあった空き家に逃げ込んだんです。」 「そうだったんだ。」 「でも、流石兄様!!いい判断です!!」 「まぁな。」 そういえば・・・・ 「俺、あの女の名前、聞いてなかった・・・・・・」
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