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家から一歩も出られなくなった私を、毎日心配してクラブのキャプテンが毎日毎日来るようになった。
私はただ、ぼーっとキャプテンの話を聞いているだけだった。
キャプテンのお陰で少しずつ、ほんとに少しずつだけど外に出られるようになった。
最初は玄関前まで… 徐々に距離をのばして…キャプテンに連れられ外に出るのが日課になりつつあった。
2ヶ月が過ぎた頃……学校にも行けるようになった。行きも帰りもキャプテンが隣に居てくれた。
いつの間にかキャプテンが好きになっていた自分に気が付いた。
気が付いて5日後にキャプテンに、 [好きだ。]そう言われた。
うれしかった。だからこそまた自分が見ず知らずの男達に犯されるのでは、と思ったりもした。 でも、キャプテンが[必ず私を守る。] そう言ってくれたから付き合った。
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