3章

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★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ 「…何か兄さん、窶れたね?」 朝、俺は一階に降りた瞬間愛理にこう言われた。 …まぁ夕飯無し+町内3周走ったら疲労で窶れて見えるわ。 「大丈夫だ。問題ない」 「…問題大有りだと思います」 光にまで言われる。 …後で鏡見てみるか。 「まぁなんとかなる。だから無問題だ」 「…なら良いんですけど…」 俺は即行で朝食を食べ終わると身仕度を済ませる。 そしていつも通り学校に着き、教室に入る。 「……………」 「……………」 そこには2体の阿修羅が存在していた。 流石の光も引いている。 「…おい推理…」 阿修羅その1、紫ヶ崎恋が俺を睨む。 「ウフ…フフフッ…フフフフフフフフフフフフフフフ………」 阿修羅その2、星海杪が狂った笑いをする。 「…何してんですか?」 この雰囲気に耐えられなくなった光がオロオロしながらも尋ねる。 うん。勇気ありますね光さん。 俺だったら硬直してるだけですよ。
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