3章

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「…兎に角、知ってる事全て1つ残らず吐いてもらうからな…覚悟はいいか?」 恋が指を鳴らしながら近づいて来る。 「なお、1つでも嘘をつきましたら…痺れ薬を少しずつ射ちますからね?」 杪が怪しげな瓶と注射器を取り出す。 瓶が透明なので液体の色が丸分かりだ。 凄い変な色です 「推理君?逃がさないからね?大丈夫だよ。もし死んだら私もすぐに隣に逝くからね♪」 光が完全にヤンデレモードになる。 「あは…ははは…あははは…」 かつて聞いたことがある。人間窮地の極地に立たされると笑う事しか出来なくなると。 そうかそうか…これがそうなのか…知りたく無かったわ畜生!!!! そう考えてる間にも3人は距離を詰めてくる。 …俺、生きられるかな? …取り敢えず、自分自身に向けて………合掌。 「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!」 この日、朝から俺の断末魔が町内に響いたと言う。
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