3章

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エレン・ハイル視点 「…ねぇ冴嶋、1人死者が出そうなんだけど大丈夫なの?」 私が教室に入ると推理が光と杪と恋により貪られていたのを見てしまった。 意外に3人の目が獣のようで凄く怖い…。 「…さぁ…多分大事には至らないと思いますけど…万が一が有りますからね…」 「ねぇ、その万が一が確実に起きてしまいそうな程残虐な映像が映し出されているんだけど本当に大丈夫なの?」 今現在の推理はハイエナに貪られている草食動物に見える。 下手したら本当に肉を根刮ぎ食われて骨だけになってしまいそうだ。 …その状況が鮮明に浮かんでしまうから本当に怖すぎる…。 「…あれ?何か推理の抵抗が段々弱々しくなってない?」 「…確かにバタバタしていたのに立元さんの動きが少なくなってますね」 「…ねぇ、何か光達の顔や手に赤い液体が付着してない!?ていうか推理の抵抗が無くなったんだけど!?」 「あわわ!?羽鳥さん!星海さん!紫ヶ崎さん!立元さんが死んじゃいますからその辺で!」 流石に私達は推理を猛獣達(光達)から引き剥がし、推理は九死に一生を得た。
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