4章

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立元推理視点 3人に殺されかけてから数日後、俺は現在、自室のベットで久し振りに微睡んでいた。 理由は簡単。だって、GWで、その初日、だからさ! だから俺は久々の平和に感謝しながら暇を享受していた。 「ふわぁ…平和ですなぁ…たまには良いなぁ…」 俺は欠伸を堪えもせずに盛大に寝そべる。 我ながら爺臭い台詞だかこんな言葉が出るのも光達の影響だと思う。 何せ、土日は4人にあちらこちら連れていかれて、最終的に疲れながら家に帰るというパターンが繰り返されていたのだ。 だから、休んでる気が全く無かった。でも楽しかったがな。 因みに、何故か知らんが沙羅の一件以来、3人は更にパワーアップしている。 恋する乙女とは怖いものだ。 「…しかし…本格的に眠いなぁ…」 とても平和で何もイベントが発生していない。 でもたまには良いな。 愛理も母さんも居ないし…あぁ、幸せだ…。 俺がそう思いながら寝変えると、頬に何かフニフニと柔らかい感触が伝わった。
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