1章

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3年後━━━━━春 俺、立元推理は今、ブレザーに着替えている。 俺は今日この日に高校生になりました。 因みに受験には落ちてる…だから私立だよチクショ─。 「推理~早くしなさ~い」 一階にいる母さんに呼ばれたので急いで俺は急いで制服を整える。 「ゴメン、今行くよ」 俺の家は二階建てなので、俺は階段を降りる。 すると双子の妹の愛理(アイリ)がテーブルで朝食を頬張っていた。 「兄さんおはよ~」 「愛理おはよ~」 愛理が笑顔で返事する。 う~ん…光と比べるとどうも劣るな…光はもっと輝いて見えたからなぁ…。 「ま~た羽鳥光さんと私を比べる…止めてよね」 「いや、比べてないって」 「嘘を言わないの。何か最近の兄さんは上の空になると大概、羽鳥光さんって人の事を考えてるからね」 …何でバレたんだろうか…。俺、光の事を喋ってないぞ? 「だって兄さん、たまに呟いているもの」 気を付けよう…。
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