4章

5/31

1240人が本棚に入れています
本棚に追加
/162ページ
「う~ん、どうするか…」 「そうですねぇ…」 何か良いアイデアが無いと思っていると光が突然手を叩いた。 「あの、『お願いゲーム』ってのをしませんか?」 「はっ?」 …何だそりゃ…聞いた事無いぞ? 「光、それってどんな遊び?」 「私が小さい頃にやっていた遊びでしてね。 お互いに何かしてほしい事をお願いして相手にしてもらうんです」 「ほうほう」 「それで相手はお願いを実行して、それが出来なかったら、またお願いが思い付かなかったら負けになるんです」 「成る程ね…」 内容によってはシビアになりそうなゲームだなおい…。 …もしかしたらHな願いでも…ゲフンゲフンッ!駄目だ駄目だ!そういうのは男として駄目だ俺!! 「じゃあ先行は推理君からどうぞ」 っと、いきなりか…取り敢えず無難な願いからするか。 「じゃあ、冷蔵庫にバニラアイスがあるからそれ取ってきて」 「判りました」 そう言うと光は立ち上がりドアを開けて部屋から出る。 そして暫くすると光はアイスとスプーンを2つ持ってきた。
/162ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1240人が本棚に入れています
本棚に追加