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「ありがとう」
「これで推理君の番は終了です。では次は私の番ですね」
そう言うと光はアイスの蓋を開けてスプーンを俺に差し出した。
「…私にアイスを食べさせてくれませんか?」
光が顔をほんのり赤く染めながら+上目使いで俺の顔を覗いてくる。
…すごい破壊力だ…こんな顔をされたら絶対断れねえよ…!
てか…何気に光に甘いなぁ…俺も…。
「良いよ。じゃあ…あーん」
俺はアイスを掬い、光の顔に差し出す。
俺の顔も赤くなるのが分かる。
「あ~ん…」
それを光は笑顔で食べる。うん、凄く幸せそうな顔をしてますね。
「はぅう…美味しいれすぅ…」
余程嬉しかったのか光がポワンポワンした感じになる。
凄く可愛いなぁ…こんな素敵な娘に好かれているなんて俺は幸せだよ。
「…取り敢えず最後まてやるか」
「はい…」
まだポワンポワンした感じの光に俺はアイスを差し出す。
…何か光が雛鳥みたいだ。そして親鳥は俺ってやつか。
何か微笑ましく感じた。
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