4章

8/31

1240人が本棚に入れています
本棚に追加
/162ページ
「…凄いな…最高ですなぁ…」 「どういたしまして」 スゲェ気持ち良いな…アイドルってここまで出来なければならないのか? だとしたらアイドルの登竜門ってのは地獄の試練なのかねぇ…いやはや恐ろしいや。 …まぁ気持ち良いが昼寝していたから眠くはならないな…疲れは無くなるからそろそろいいか。 「ありがとう。良かったよ」 俺は起き上がり再度ベットに座る。 「くすっ、気に入ってもらえたようで嬉しいです。 では…私のお願いは…」 そこまで言うと光の携帯が鳴る。 その着メロは光が歌っていた曲で、改めて光が元アイドルだって事を思い出される。 「ゴメンなさい推理君、少し待っててくださいね」 そう俺に断りを入れて光は電話に出る。 「はい羽鳥光です、どちら様でしょうか?」 知らない番号だったのか光が敬語で尋ねる。 『光さん、お久し振「消えろ小娘」』 そう言った瞬間、光は今までに見た事が無い程冷酷な表情で通話を強制終了させた。 そしてすぐに番号を非通知設定にして電源を切った。
/162ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1240人が本棚に入れています
本棚に追加