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☆ ★ ☆ ★ ☆ ★
「…ゴメンな、何か…泣いちゃってさ…」
「いいえ、大丈夫ですよ」
暫くして泣き止み、俺が恥ずかしそうにしていると光は笑顔になる。
それが逆にむず痒さを感じてしまう…うぅ…恥ずい…。
「それに、推理君の可愛い顔を見れましたしね♪」
「うひゃああ!?」
俺の顔が爆発的に赤くなる。今ならトマトに勝てるだろう。
「~~~~~ひっ、光っ!」
「ゴメンなさい、少しからかい過ぎましたね」
何か光が大人っぽくなってる…ううぅ…拗ねてしまいそうだよ…。
そこで、ある事を思い出して俺は光に訊ねてみた。
「…っと、そんな事より、柊百合に関してはどうするつもりだ?」
「…そうですね、今回なら推理君や皆が居ます。だから…私が何とかしまひゃうっ!?」
そんな事を言い出した光に俺はデコピンを食らわす。
「馬鹿野郎、何1人で背負おうとしてんだよ、今回は俺達が居るんだ。
決して1人で何もかも背負わせない、これは光だけの問題じゃなく、俺達の問題だ。
だから、俺達を頼れ。絶対にな」
そう言うと光はおでこを押さえながら頷いた。
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