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………わざとらしい、声に感情があるが目には無い。
しかも口元は嘲笑の笑みが僅かながら見えていた。
…最悪だなこの女は…。
光もそう思っているのかムスッってしていた。
『そうですね。私も羽鳥さんが無事でいると良いと思います。
さて、次は視聴者からの呟き広場です!』
そうだ。確かこの番組は視聴者も参加できるようにツイッターで呟けるんだっけ。
…途端にある事を思い付いた。それは少し乱暴だが効果はあるかもしれない。
そこで、俺は携帯を取り出してツイッターに、ファンや本人が見たら明らかに怒られそうな内容を打ち込んでみた。
「推理君、何をしているんですか?」
「ちょっとね、面白そうな事になるからテレビを見ておいた方が良いよ」
俺がそう言うと光はテレビに視線を戻す。
『いやぁ~、中々好評な評価の呟きが来てますねぇ………ん?』
早速司会者が反応してくれたか?
『どうかしたんですか?』
『いや…それが…<一体、いまでそのふざけた演技を続けるつもりだ?羽鳥光の人生を狂わせたのは君だっていうのに…>って…内容が…』
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