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(…光、そろそろ代われ。今はこれ以上言い合っても無意味だ)
俺は光の携帯を当ててない方の耳元で囁いた後にすぐに携帯を奪い代わる。
「おい、何者か知らねぇけどなぁ、そろそろいい加減にしやがれストーカー」
『っ!?誰ですか!?』
俺にいきなり変わった事に柊百合はどうやら戸惑っているようだ。
「誰かどうかはどうだっていい。それより光に対して陰湿な嫌がらせは止めろ。さもなくば警察に通報してやるからな?」
『………アナタは羽鳥光先輩の親族関係者なんですか?』
どうやら予想より柊は冷静のようで、再度質問される。
「そんなんじゃない。だが光は俺にとって大切な親友なのでね、迷惑を掛けてほしくないんだよ。
つまり俺が言いたいのはな、お前が目障りだから消えろって言いたいんだよ」
『…親族関係者ですらないくせに、私達の問題に口を挟まないでください』
「光の問題は俺達の問題だ」
『っ……アナタも無事で居られると思わないでくださいね』
そう捨て台詞のような台詞の後、通話は途切れ会話は終了した。
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