1章

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さっきの馬鹿で不幸属性の名前は森風元(モリカゼ・ハジメ)。一応俺の幼馴染みだ。 …不本意だがな。 「おい!俺の紹介酷くね!?」 いつの間にか馬鹿が戻ってきた。 コイツはたまに読心術を利用してくるのでとても迷惑だ。 因みにコイツも志望校落ちた。だからと言って俺とコイツは同Lvではない。コイツの方が遥かに下だ。 「相変わらず騒がしいのね…ハジメは…」 そしてそんなハジメを呆れて見ている少女が居た。 彼女はエレン・ハイル。中学時代からの友人だ。 名前から分かる様に、彼女は日本人じゃなくて海外の人、オーストラリアから来た留学生だ。 「エレン!お前も助けようと思わんのか!?」 「そんな早口で何か言われても聞き取れないわよ」 「ちゃんと聞け!」 「…おい、まだエレンは来て3ヶ月経って無いんだぞ」 何せエレンが日本に来たのは2月のバレンタインデー当日にやって来たからなぁ…。 因みにその時、クラスメイト全員に花束が配られた。チョコが渡されるって日本独特だって事初めて知ったよ。 …話が脱線した。 まぁエレンは意外に勉強家で何かと日本語は平気だ。流石に難しいのはまだ無理だけど。
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