1240人が本棚に入れています
本棚に追加
/162ページ
…取り敢えずこれで暫くは柊は警戒して何もしてこないだろう。
｢ふぅ………んっ？｣
そんなこんなで一息ついていると…何故か背後から不機嫌を表すようなオーラを感じてしまう。
振り替えると…本日二度目の、光のジト目顔が見られました。
…俺、何かしたか？
｢…推理君｣
｢…何かな？｣
｢…大切な親友って…どういう事ですか？｣
…うわぁ…俺が柊に対して言った台詞に対してメチャクチャ根に持ってるよ…。
｢あっ…あれは柊を追い払う為の言葉のあやでして…｣
俺がアタフタと説明しても光は冷たい視線を変える事は無かった。
｢…推理君｣
｢………はい｣
｢…私は推理君の恋人じゃないんですか？｣
…何か色々と飛躍してらっしゃる…。
｢…まぁ確かに俺は光に告白されたよ｣
｢そうですね｣
｢でも俺は光の告白に返事を寄越してない｣
｢………そう言われれば｣
｢…なぁ光、お前天然ボケだろ｣
｢違いますよ！よく少し変わってるって言われますけど天然ボケではありません！｣
｢それを天然ボケと言うんだドアホ｣
何だかんだで光のこれからが心配になってきた。
最初のコメントを投稿しよう！