4章

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「………光…」 「………推理君…」 俺と光は互いに目を合わせて…ゆっくり、ゆっくりと顔を近付ける。 段々と光の甘い匂いが強くなり、赤い顔が近付いてくる。 そして、永遠とも言える程長く感じた時間が終わりを迎え…俺は光の唇に自らの唇を重ね合わせた。 「………んっ…」 光から甘い吐息が感じられる。 暖かく、甘く、一生このままで居たくなる様な感覚に浸りながら…俺は静かに唇を離した。 「…推理君…好きです…」 「………光…」 俺と光は余韻に浸っていた。 暫く俺がボーッっとしていると、急に俺の体が浮くような感覚に捕らわれる。 それにより意識を少し取り戻すと、視界に天井が映り、背中に寝慣れたベットの感覚が伝わる。 そして俺の上に覆い被さっている光…って俺、押し倒されてますね、はい。 「って、何をしてるんだお前は?」 「………推理君、」 光から凄く甘えた声が聞こえた瞬間、俺の頭の中の警報器が騒がしく鳴り響いた。 「…私、もう我慢出来ません!」
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