4章

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「…何してるんだ…」 「…僕達が居ない間に抜け駆けですか?光さん?」 「うふふっ…ふふふふっ…」 その先に恋、沙羅、杪の3人が立っていた。 因みに沙羅は私から僕に変えた━━━━というか戻したらしい。今言うべき事ではないが。 「…どうしてここに?」 「推理様の母君様から『一緒に夕食いかがですか?』って御誘いがきましたのです」 俺が訊ねると杪がさらっと説明してくれる。 …母さん…連絡してくれよ…。 「そしてお邪魔しても、推理さんと光さんが居なかったので僕達が二階に来たら、この状態に遭遇したって訳です」 沙羅が眼鏡を上げながら説明をしてくれる。 「まさか光と推理が純愛な雰囲気を出しているとは思って無かったがな…」 そして恋が射抜く様な視線で俺と光を睨む。 …何か申し訳ありません…。 「「…ゴメンなさい…」」 取り敢えず光と一緒に謝る。 「…では明日は」 「遊園地に連れてって下さい」 「無論、推理と光の自腹でな」 …これで許されるなら僥幸って奴か…自腹は辛いがな。 俺と光は顔を合わせた後、後悔するようにため息をついた。
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