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★ ☆ ★ ☆ ★ ☆
━━━━私は今、誰も居ない暗闇の中で1人で居た。
…昔から私は独りだった。家族も私を捨てた。
唯一、一応信頼出来る友人は居るが、いつまで味方で居てくれるか判らない。
「……………」
私はそんな暗闇の中で、1人の人物の事を考えていた。
羽鳥光、私にとって一番尊敬していて…一番憎い存在だ。
彼女の周りには常に人が居て、明るく笑っていた。
そんな彼女が…憎く、恨めしい。
しかも彼女は、また新たな幸せを手に入れているようだ。
…憎い。
憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い!
「…これから…壊してあげる…アナタも…私の同類に…クスッ…クククッ…アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!」
漆黒の部屋に、少女━━━━━柊百合の狂気に渦巻かれた笑いが響き渡った。
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