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まぁ…なんやかんやで朝食を終えた俺は現在リビングでボーッっとしている。
「推理様、御元気でありましょうか?」
「…ん?あぁ、元気だ」
すると流れるような動作で杪は俺の隣に座ってきた。
「うふふ、推理様は騒がしいのはお苦手でございますか?」
「…まぁ苦手というか…」
…昔、無理矢理某ネズミ王国に連行されて、ハジメと愛理がはしゃぎまくって、俺だけが疲労困憊で、それでも引きずり回され…有る意味トラウマとなっている。
「そうでしたの…」
「でも皆の楽しみを無下には出来ないからな。今回は楽しもうぜ」
「はい」
杪が嬉しそうに頷く。
「なぁ…ところで杪ぇ…」
すると恋が豪快に牛乳パックから牛乳を飲みながら杪に話しかける。
「恋様、何のご用でしょうか?」
「いや、お前ってお金持ちだよな…?」
「それはそうですが、どうなさいました?」
「…何か今のお前を見てると…そんな気配が無い」
そう、今の杪の服装はかなり姫って感じからかけはなれている。
俺もその姿を見た時は、とても驚いた。
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