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「…恋様、この私をお嬢様(笑)と言った事を後悔させてあげますわ」
すると杪がスマートフォンを取り出す。しかも最新機種だ。
「もしもし。私、杪ですわ。今すぐ音速ヘリを3台、A―18に3分以内に飛ばして来なさい!今すぐに!!」
そう言って乱暴に通話を終了させると杪が恋に向き直った。
「さて…これから恋様達には私の世界を見せてあげますわ」
………何だろう、物凄く嫌な転回が待ち構えている様な気がするんだが………。
「おい、一体何をするつもりだ?」
「すぐに判りますわ」
杪がそう言うと、外からバババハって感じの音が聞こえた。
「…来ましたわね」
そして杪が玄関の扉を開ける。そこにはヘリコプターが3台並んで着陸していた。
「皆様、この方々を無理矢理にでも構いませぬわ。ヘリにお乗せなさい」
「へっ…がっ!?」
すると首に激痛が走る。
周りを見ると母さん以外の人達が気絶させられていた。
つうか恐るべし大富豪。その様な力は世の為、人の為に使ってほしいな…。
そんな事を考えながら俺の意識は闇の中へ消えていった。
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