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☆ ★ ☆ ★ ☆ ★
「ん…ここ…は…?」
目を覚ました俺の目に飛び込んできたのは、豪華絢爛と言う言葉が相応しく感じる部屋だった。
詳しく見ると、明らかに家一軒が納まりそうな程、広い部屋。
周りには大きくかつ豪華な家具。
床には綺麗な模様が刺繍されている絨毯。
天井には、きらびやかなシャンデリアが備え付けられていた。
「…マジで俺達、杪に拉致られたのかよ…」
凄くげんなりしてくる。
因みに、この部屋に居るのは俺だけだった。
「立元推理様、おはようございます」
他の皆はどこに居るのだろうかと考えていると、丁寧な喋り方をする声が聞こえたので、後ろを向くとそこにはメイド服を来ている女性がいた。
「…貴女は誰ですか?」
「申し遅れました。私は星海家の専属メイドの千崎桃(センザキ・モモ)であります。以後お見知り置きを」
そう言うと千崎さんはスカートの端を摘まんでお辞儀する。
本当にメイドって感じだなぁ…って思う俺であった。
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