1章

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暫く説明していたらいつの間にか、星海高校に到着した。 「さて…クラスを見に行くか」 この学園は成績によってクラスが編成される。 言っておくが設備はどのクラスも一緒だ。 因みにクラス数は10組まである。 「俺は…3組か」 まぁ中間より上だから良しだな。 「私5組~」 愛理は中間って訳か。 「私は推理と一緒ね。宜しく」 エレンも3組。 さて…問題はあの馬鹿だ。 「ハジメ、何組だ?」 「やったぜ!8組だ!」 その8組の表を見て━━━━━俺達は唖然とした。 「「「………」」」 「ちょっお前ら!何で黙るんだよ!!」 「お前…遂に脳が腐ったのか?」 コイツの馬鹿っぷりには感嘆を通り越して呆れてしまう………それ程酷い理由が有ったのだ。 「腐ってねぇよ!!」 「名前を間違える時点で既に腐っとるわ!!!!」 そう、クラス表には『森風元』ではなく『林嵐』と書かれていた。 てか名字だけ書かれるか!!!! 「あ…ホントだ…」 「お前は10組だドアホ」 ハジメはそのまま息絶えた。
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