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俺は死体もといハジメを10組に棄てて、自分達の教室に向かう。途中で愛理と別れて教室に到着した。
「この学園には入学式は無いんだよね」
「俺としては大歓迎だな。爺さんまたは婆さんの長ったらしい話しなんぞ聞いてて損するだけだしな」
俺は黒板に貼られている座席表を確認する。
場所は…窓際の真ん中か…中途半端だなぁ…。
エレンは教室のど真ん中か。
「まぁ、まだ教師も来てないし、少し駄弁るか」
「駄弁るって?」
「自分で調べろ」
雑談しながら席に着く。
暫く話していると教室にどよめいた声が聞こえた。
「一体何なんだ━━━━━うわ…?」
声が聞こえた方向を見ると何故か沢山の生徒、しかも男女問わず、クラス前の廊下から俺達のクラスを見ていた。
「こ…これは一体…!?」
「何なんだ?」
更に野次馬集団を観察してみると、どうやら1人の女子に注がれているようだ。
そしてその娘は何かを探すように周りをキョロキョロしていた。
…ん?てか…あの姿…何処かで見たような…?
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