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「強いですね…」
「まぁ昔は喧嘩少年だったからな。1対50の喧嘩なんて1ヶ月に一度はやってた。
しかし今思えば…だから落ちたんだろうな…受験…」
「そ…そうなんですか…」
光が唖然としている。
「まぁ、喧嘩は正直嫌いなんだよ。なのに変な不良は突っ掛かってくるし…」
「まぁ推理君は優しいですもんね」
「ありがとな」
しかし…先生遅いな…もうそろそろ来ても良いだろうに…。
「皆さ~ん、遅れてすいま━━━━━ひゃ!?」
すると教師らしき女性がドアを開けて入ってきたと思ったら顔面から盛大に転けた。
「はぅう…痛いです…」
起き上がり鼻を擦る先生を見ていると…メチャクチャロリ顔です。
本当にこの人は年上なのかと色々疑問が残ったが、ハジメ率いる馬鹿集団を放り出して席に着いた。
「皆さんお早う御座います。私は担任の日宮香音(ヒミヤ・カノン)と言います。これから1年宜しくお願いします。」
そう言うと日宮先生はチョークを取り出して黒板に名前を書こうとして━━━━━チョークが折れ爪で思いっきり黒板を引っ掻いた。
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