1章

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星海杪視点 私は最初は歩いていたが、徐々に速度を速めて、教室ではなく、学校の屋上に到着していた。 「あ…あぅう…」 推理様に告白した時よりも数倍顔が赤くなる。 正直…自分自身信じられなかった。まさか衆人環視が大量に有る中で…あんな大胆な事を…! 「~~~~~~っ!」 思い出しただけで、顔が暑く、心臓の鼓動が10倍にはね上がる。 同時に今まで一生する事は無いと思っていた、地面に膝を付くって事をしてしまう。 確かに推理様に言ったり言葉は嘘ではない。 しかし告白するならば…推理様を食事に誘ったり、遊園地の観覧車でしたかった。 だが…これで『両親の意思』から『自分の意思』で推理様と付き合う事が出来る可能性が出来た。後は…。 「推理様がどう判断するかで…または光様の行動次第ですわね」 私は真っ赤な顔のまま微笑む。 キーンコーンカーンコーン♪ 「…あっ」 こうして私の初授業は説教から始まった。
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