1章

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「…そう…なら私はもう何一つ言わないわ。自分の未来は自分で切り開きなさい」 そう言うと、エレンは今度こそ教室から出ていった。 「…咎は受ける。光に謝った後でなぁ!」 そして気合いを入れて俺は教室から飛び出した。 光が居そうな場所は皆目見当がつかないので、校舎内を必死に走り回る。 途中でリア充撲滅隊の悶え苦しむ声が聞こえたがあえて無視した。 「しかし何処にいるんだよ…!」 あれから一時間経過したが光の影すら見えなかった。 (…もしかしたらもう校舎内に居ないのか?) そう考えて下駄箱に到着する。案の定、光の靴はそこには無かった。 「仕方ねぇ、足が壊れても光を探してやらぁ!!」 俺は下駄箱から靴を取り出そうとして蓋を空ける。 すると2枚の手紙が出てきた。宛先人は俺で。 俺は無意識に手紙をしまい、靴に履き替えて光を探し始めた。 「外だったら…多分あそこだ!」 俺は一直線にある場所に向かった。
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