2章

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まぁ…光が俺の家に居るのは…良いとしよう。 実は光の家は、かなり学校から離れていて、寮生活する予定だったのだ。 しかし、そこに俺が居たので、光は俺の家に居候してるのだ。 その時に、母さんが二つ返事で『良いわよ』って言った時は驚いたけど…。 だから光は、『居候』というアドバンテージを利用して俺に夜這いを仕掛けてくるのだ。 正直理性が持たなくなりそうで怖いのに光はそれを知ってか知らずか夜這いを仕掛けてくる。恋する乙女とは怖いものだ。 「おはよう。また光ちゃんに夜這いされたの?」 一階に降りると、母さんが全て知ってるって表情で迎えてくれた。 「まぁな…」 「推理、恋する乙女ってのはね大概暴走してしまったりするのよ。だからあまり光ちゃんの事責めないでね♪」 ………俺の心を見透かしているのか…母さんは…。 「伊達に推理を15年間育てた訳じゃないからね。大概は分かるのよ」 ………本当に母さんには敵わないな…。 そんな母さんに俺は苦笑するしか無かった。
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