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「ねぇ兄さん、手紙が鞄に2枚入っていたんだけど…誰の?」
すると愛理が2つの可愛らしい便箋の封筒を取り出した。
「…なぁ、お前が言ってる手紙って…これ?」
「あぁ、そうそう。その赤い封筒━━━━━って、何でお前が持ってんだ?これは立元推理宛の手紙なんなんだが…」
「…俺が立元推理だ」
「…えっ?」
赤髪の女子が、キョトンとした表情になる。
「…お前が…立元推理か?」
「あぁ、そうだが…」
途端に赤髪の女子の顔が真っ赤になる。
「ま…マジかよ…!?」
「なっ!言っただろ!届けたってよ!」
ハジメが途端に勝ち誇った顔になる。
「お前が威張るな。てかコイツと何があった?」
「詳しくは…お前の教室で話すからさ。兎に角、今はそうさせてくれないか?」
俺は断る理由が無いので頷く。
するとハジメは校舎に向かって行った。
「………(ブツブツ)」
赤髪の女子は何がブツブツ言ってるが、放置して俺達も校舎に向かった。
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