2章

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「なぁ皆、俺ってフラグ魔神?」 何か怖くなって皆に尋ねてみる。 「…まぁ…そうかもね…」 愛理が苦笑いしながら答える。 「この調子だと更に3人は居そうですよね…」 光が少し戸惑いながら答える。 「…推理って…天然よね…」 何故かエレンが呆れている。 「まぁ…ライバルだらけですわね…ウフフフフフフフフフフフ………」 杪さんが不気味に笑い出す。 「…ある意味恐ろしいよ…お前…」 そしてハジメが戦慄を覚えていた。 「んで、どうするの?紫ヶ崎さんへの告白に対して」 「どうも何も…あれだよ。光と杪さんにも悪いが…選択肢を増やすしか今の俺に出来ないぞ」 何せまだ恋人がいないから断るという選択肢がないから。 それに俺には好意を無駄にさせてしまう勇気も無い。 「…優柔不断よね…推理…」 「光にも杪さんにも悪いと思うが…今の俺にはこれしか出来ないからなぁ…」 「ですけど、私はそんな優しい推理様が大好きですわ」 杪さんに微笑まれながら言われ、俺の顔が熱くなったのは言うまでもない。
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