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「会いたくねぇ…」
どうするか…行けば地獄、引いても更に地獄。どっち転んでも地獄だ…。
よし、こうなったら…
「この手紙の存在は忘れるか」
俺は黒色の便箋を細かく破り捨てながら言った。
「えぇっ!?それは酷くないか!?」
「うるせぇえ!地獄行くぐらいなら俺は逃げる!!」
ハジメの正論も一蹴し、俺は教室に向かう。
えっ?外道?そうじゃありませんよ俺は。リアニストであります。
すると向かう途中で放送機械のノイズ音が聞こえた。
『1年3組の立元推理、大至急生徒会室に来てください』
この声は霞雛か…はっ…誰が自ら魔王の巣穴何ぞに飛び込むかよ。
『来ないと…アンタの妹を襲うわよ』
そんな嘘に誰が━━━━━
『兄さん助けて!ちょ、止めて!!私はそっち系の人間じゃイヤァアアアアアアアアアアアア!!!!!!』
「待ってろやぁああああああああああああ!!!!!!」
俺は魔王の巣穴もとい生徒会室に向かって駆け出した。
流石に妹の危機に、ほっといて置くのは駄目だろうと思ったからだ。
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