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つうか…コイツのせいで俺は…素行の悪い生徒として認識されてしまったのだ。
コイツは巧妙な手口で何度も罠に嵌められてしまい俺は何度も酷い目にあった。
愛理に至っては何度もコイツに襲われてしまい、中学時代は散々な事しか無かったという。
「…んで…俺を呼び出したのはどんな理由だ?それによってはお前を猥褻罪で警察に突き出してやる」
「相変わらず口悪いわね。
私がアンタを呼び出したのは妹がアンタに用があるって言うのよ」
「…妹?」
…あれ?…コイツ妹がいるって言ってたっけ?
「沙羅、入りなさい」
そんな俺の心情を他所に話しは進展していた。
開いていたドアを見るとまるで霞雛をそのまま写したような女子が立っていた。
ただ違うのは眼鏡を掛けているのと身長が小さいってのとサイドテールの向きが反対だって事か。
「霞沙羅(カスミ・サラ)です…あの…お姉ちゃんが…無茶苦茶な事をして…すいません」
…んまぁ~性格は姉妹真逆ですか。
俺は霞の妹が真面目に育っている事に少し嬉しさを感じた。
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