2章

17/33
前へ
/162ページ
次へ
「…お姉ちゃん」 すると霞妹が霞姉を睨む。 …何か睨んでる姿も微笑ましく感じる。しかし霞姉は何故か怯えるように震えていた。 「や、やぁね。私は沙羅の為に━━━━━」 「だからって…愛理さんを襲う必要は無いよね?」 あれ?顔は笑顔なのに霞妹からどす黒いオーラが滲み出ているような感じが? 「推理さん、少し生徒会室から出てくれませんか?」 恐怖を感じた俺は愛理を素早く連れ出して生徒会室から飛び出た。 …ヤバい、怖いよ。 「イヤァアアアアアア!!ゴメンなさいぃいい!!」 すると霞姉の悲鳴が聞こえました。いや、断末魔と言うべきか? …どちらにしろ恐ろしいが…。 「駄目ですよ?これはお仕置きだからね?」 「お願いだから!そんな事されたら関節が増えちゃうって!」 「うふふ♪あかいあかーいお花が咲いたね。綺麗なきれーな血の花が♪」 「誰かぁ!!助け━━━━━」 そしてその後はガスッ!グシャグシャ!ズシャッ!…etc色々な効果音しか聞こえなくなりました。 …やはり霞雛の妹だって事ですね、判ります。
/162ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1240人が本棚に入れています
本棚に追加