2章

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「取り敢えず、先に教室に戻れ。多分惨劇が繰り広げられてると思うから」 そういうと愛理は何も言わずに去っていった。 うん、素直でよろしい。 「もういいですよ」 そう言われたので入ると霞姉が十字架に掛けられていた。 一体どこに有ったんだろうか…。 「あの…迷惑かけてすいませんでした…」 「それはいいよ。それより本題に入るよ。何で俺を呼び出したのかな?」 「あ…それは…その…」 うん、モジモジしてるところは可愛い。 でも…自分の姉を磔の刑にしてしまうからな…ある意味怖いよ…。 「あの…あなたに言いたい事がありまして…」 「言いたい事?」 …生徒会に入れ。とか? でも俺はアイツの下につくつもりは無いんだよなぁ…。 だって尻に敷かれてしまいそうだし。 「あの…その…えっと…あぅう…」 お~い…大丈夫か? 顔がヒートしてますけど? だけど彼女は決意したかのように、だけど顔は真っ赤なまま言った。 「立元推理さん!どうか私と………付き合って下さい!!」
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