2章

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…えっ? 「私は…中1から…推理さんの事を見ていました…」 …これで羽鳥光、星海杪、更に紫ヶ崎恋に告白されて…うぇ? これ、世間で俗にいうハーレムじゃないか? 何か…誰かに刺されそうだ…。 「…推理さん?」 おっとっと、つい考えにふけってしまった。 兎に角、返事をしなきゃな。 俺は1つ咳払いをして霞に言った。 「なぁ…霞、すまないが今は…お前と付き合う事は…出来ない」 「…えっ?それって━━━━━」 霞の顔がショックで青ざめている。俺はそんな霞に少し焦りながらも言葉を続けた。 「まぁ最後まで聞いてくれ。俺は今、待たせている女性が3人もいるんだよ。」 「…ハーレムですね」 うっ、確かにそのとーり。 だから霞にジト目で見られても反論出来ない訳です。 「だから…彼女達の意志も尊重しなければいけないんだ。だから…今は付き合う事は出来ない。許してくれ」 「…そうですか」 まぁ一応納得してくれたようだ。 すると霞妹は目をキラキラさせて俺を見上げた。 …何か嫌な予感がするが…。
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