2章

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さて、日宮先生は問題無いだろう。残りは… 「おい、テメェ何をしてる」 空き教室から出てきた明らかにガラの悪い男子が5人、女子が3人現れた。 その中にフラフラしながら出てくる男子も居る。…コイツが薬物をしようしてるな…。 「ん?何もしてませんよ?ただ俺はここで転んでしまいましてね。驚かせてすいませんね」 取り敢えずシラをきりますか。少しは時間稼ぎが出きるかもしれないし、何より穏便に済ませたい━━━━━って警察呼んだから無理か。 「…本当だな?」 「えぇ、俺は少々サボろうとしてウロウロしてただけですし」 明らかに不良共は信頼してないようだ。まぁ少し無理があったかな…。 「……………」 …しかしコイツら…よく見ると上級生か。霞と同じリボンにネクタイ…2年生か。 てか煙草臭いし酒臭っ!誤魔化そうにも言い訳すら出来ねぇじゃねえか! 馬鹿だ!!完全に馬鹿だコイツら!! 俺だったら香水付けるか何かしらの対策はしますよ!? それに後ろに居る女子!煙草を食わえたままだよね!? 駄目だコイツら、何とも出来ないよ。
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