2章

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その後すぐに3人は伝える為に部屋を出て電話しにいった。 その結果、紫ヶ崎と俺が取り残される訳でありまして…、 「……………」 「……………」 …こんな気まずい雰囲気になりました。 紫ヶ崎はさっきから俯いたままで顔を上げようとしない。 まぁ…確かに俺が紫ヶ崎を庇って怪我をしましたが…いくらなんでも気に病みすぎだぞ。 「なぁ、紫ヶ崎、大丈夫だよ。俺はこの通り生きてるし元気だ。だから━━━━━」 最後まで言えなかった。 紫ヶ崎は泣いていたのだ。 静かに肩を震わしていて眼帯が無い方の目から止めどなく溢れていた。 「…紫ヶ崎…」 「…ゴメンな…アタシが…無用心だったばかりに…推理を…!」 …やっぱり、紫ヶ崎は自分に責任が有ると思っていたのか…。 俺は優しく口を微笑ませ、紫ヶ崎を優しく抱きしめる。紫ヶ崎から驚く感じが伝わった。 「気にするなって。俺もお前も無事だったんだからさ」 「で…でも…」 …以外に強情な奴だなぁ…。 今度こそ、俺は苦笑してしまった。
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