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「推理君!」
「推理様!」
「推理さん!」
病室に光、杪、沙羅が入ってくる。
全員安堵した表情をしていたが、一瞬で表情が強張る。
「あの…推理君?何で恋ちゃんと…抱き締め合っているの…?」
あっ…今の体制を忘れてた。
俺が恋を離そうとすると恋は何故か更に強く俺を抱き締めた。
「にしし…今の推理はアタシのだ。誰にも渡さねぇぜ!」
恋が勝ち誇った顔をしている。
3人は物凄い殺気を恋に向けていたが恋は無視している。
「いいから離れて下さい!!」
「そうですわ!!」
「推理さんは怪我人なんですから!!」
光と杪と沙羅が恋を引き剥がす。
「おい!はーなーせーっ!」
そして恋がジタバタともがいていた。
何と言うか…微笑ましい。
「…何にやけてるんですか?」
そう沙羅に言われてしまう。つい顔に出てしまったか。
まぁ…お礼も交えて言いますか。
「いや…皆が俺を好きになってくれて…嬉しいな~って思ってな。ありがとう。光、杪、恋、沙羅」
そう言った瞬間、4人の顔が急激に赤くなり、俺はとても楽しくなる。
これから大変になるけど…自分なりに頑張ろう。
それが俺の決意だから。
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